経緯

現在のアレイを組んだのが2012/01/29。
4年経ったし、普段から空きが200GB程度になったので更新。

今回は少し容量を多めにする。たまには贅沢。
ファイルの移動やミラーの自由度も上がるし、HDDの故障の際もすぐにイメージが取れる。
1〜2TB単位でリムーバブルディスクに移す方がリネーム・重複番組削除も効率よさそう。

新HDD

2016/02/09 購入
4TB * 4 で RAID5 = 12TB
故障時期が重ならないように、それぞれ別モデルを選んでいる

  • MD04ACA400 \13,694
  • ST4000DM000 \13,285
  • WD40EZRZ-RT \13,927
  • WD40EFRX \16,600

セットアップ

旧アレイはそのまま、新アレイをケースの外にバラックで組む。
既存データの安全を最優先する。

# mdadm --create /dev/md0 --level=5 --raid-devices=4 /dev/disk/by-uuid/<id> ...
# badblocks -s -v -w /dev/md0 # 慎重を期すなら

所要時間は12時間ぐらいだった。(mdadmのみ)

SMARTも見てみるといいかも。

ちなみに、サイズは自動で最小のディスクに合わせるらしい。賢い。(mdadm --create --help)

移行前準備

  • foobar2000のバックアップ
    • W:が一時的に空になると、Media Libraryが初期化される可能性がある

  • W:\切断・TimeMachine OFF
    • その他起きうるリスクを避ける

  • smbd, nmbd, netatalk stop

移行 (ボツ手順)

今回は/dev/md1 -> /dev/md0

データコピー

# umount /home/data
# dd if=/dev/md1 of=/dev/md0 bs=4M
# vim /etc/fstab # md1のマウント情報を削除

終わったら電源OFF・旧アレイ取り外し・起動

# xfs_admin -U generate /dev/md0 # uuidを更新する
# vim /etc/fstab # md0のUUIDを/home/dataにマウント
# mount /home/data
# xfs_growfs /home/data

移行 (採用手順)

ボツ手順のファイルシステムごとコピーの方が速いんだけど、
ddの向きを間違えると全滅するのと、コピー元の一部のファイルや管理情報が壊れてる場合に検出できない。
なので通常のファイルコピーに変更。

今回は/dev/md1 -> /dev/md0

# mkfs.xfs /dev/md0

# ls -l /dev/disk/by-uuid | grep md0
  lrwxrwxrwx 1 root root  9  2月 12 04:20 7cc21163-a71a-4d8b-9ce0-025cc3599b02 -> ../../md0

# vim /etc/fstab # 旧アレイをroに、新アレイを/mntに設定
  UUID=f723460a-1a4d-4576-914e-6736bee54fc6 /home/data     xfs  ro,defaults  0  0
  UUID=7cc21163-a71a-4d8b-9ce0-025cc3599b02 /mnt/data_new  xfs  defaults     0  0

# mkdir /mnt/data_new
# mount /mnt/data_new

データコピー

# mount -o remount,ro /dev/md1
# time cp --archive /home/data/* /mnt/data_new

所要時間 13:15:51.50 @ 4TB。細かいファイルが多い割には速いか。

移行後

初期不良リスク回避のため、旧アレイのHDDはしばらく上書きせずに寝かせておく
そのまま実家に持っていってバックアップにしてもいいかも